takadach’s blog

パリ大学院留学の記録

二日目 Navigo取得、ショッピングセンターへ

二日目、と多分三日目も。土日だったので、事務的な手続きは進められなかった。

そのため、パリ市内を移動する足を確保すること、なかなか惨めな環境である自分の部屋に備品を揃えることを目指した。

 

シテの近くには、知る限り二つの中規模のスーパーと、一つの大きなショッピングセンターがある。スーパーはフランプリ(徒歩4分)、とリドルだったかそんな名前の(徒歩12分)両者に品揃えの豊富さ的な違いはあまりないので(客層が違う、リドルの方が地元民の大量買い出し向け、3ユーロの服なんかも売ってある。)フランプリでまずは土日用の食料を購入(シテの食堂は土日は休み)。

 

まだNavigoを購入していなかったので交通費のかかる場所へは行きたくなかった。そうすると、徒歩圏内で生活用品や電化製品(僕の場合、ディスプレイや、電源プラグを買い揃える必要があった。変換プラグはいくつも揃えてきたのだが、それを使うとあまりに不安定だったため、こちらで購入。)を揃えられる場所となると、シテの南方12分ほどの場所にある、ヴァッシュ・ノワールVache Noirという場所が最適。大きめのモノプリで洗面所周りや食器、タオルなどを揃える。割といい値段はするのだが、一定以上の品質はあるようだ。

 電化製品はダーティーDartyがいい。ところで、このDarty、店舗によって凄い店員の愛想に差がある。ヴァッシュ・ノワール内のダーティーはかなり気さくでイケメンの黒人のにいちゃん(映画『最強の二人』の主人公タイプ)でディスプレイの相談に乗ってくれ、購入の際には「ええ買い物したなにいちゃん」とばかりに親指を突き立てて見送ってくれたのだが、モンパルナスの店で「このケーブル探しているんだけど」と相談した際には、一人目は「俺知らないは、その担当ちゃうし」で、二人目は「俺知らない、テレビのコーナー見てみれば」だった。グーグル・マップ上で見れる星によれば、5点中2点ももらえてないような店だったのでその理由がよくわかった。

 結局のところ、フランスで電化製品を買うのは、面倒だ。ケーブルなんかは店員に聞いてもわからないから、その後は全部アマゾンで買うことにした。

 

そして、Navigoを手に入れる。シテ・ユニヴェルシテール駅の窓口に、「Navigoを作りたいのだけれども」というと、どこに住んでいるのかを確認された上で(居住者用と観光客用がある)「住所を証明できる書類」(僕の場合は、寮の初月分の家賃の領収書でOKだった。)と「身分証明書」(僕の場合はパスポート)を持ってまた来るように言われる。その時はまだコピー機を見つけていなかったので、「オリジナルしかないのだけれども作れますか」と聞きに行くと、何の問題もなくその場で作ることができた。

 窓口のパソコンにパスポートの情報を打ち込んで、ちらっと住所証明を確認した後、カードに印刷される写真を撮る。証明写真を持っていかないといけないと思っていたのだが、どうやらパソコンに接続された小さなカメラでその場で写真を撮り、すぐ印刷という形式になったらしい。最近のフランスの窓口ではこれが多いな。

 カードを手に入れると、傍にある自動販売機でナヴィゴのチャージをするように言われる。パリ中心部なので一番大きいゾーンを選ぶことしかできない。それで毎月73ユーロ。高いのか安いのか。いずれにせよ、正式に学生になったら、30ユーロちょいで乗れる学生用Navigoに申し込む。