takadach’s blog

パリ大学院留学の記録

到着1日目 寮入居・携帯契約(Free Mobile)

シャルル・ド・ゴール空港に着いたのが9時半。荷物のターンテーブルで一時間ほど延々と待たされ、RERに乗り(幸いにも急行だった)、シテに着いたのが12時過ぎ。

入居する館の窓口で、お金をクレジットカードで払い(9月の家賃と、一ヶ月分の敷金)、部屋の鍵(カードキー)と郵便受けの鍵を渡される。何か宅配便などがあれば、このポストに「荷物届いてるよ」と紙が入っているらしい。

部屋に入ってみて驚いたのが(それ以前に、玄関から階段を降りて部屋に向かうということの精神的な残念さ)、シャワー室。トイレと洗面所とシャワーが一緒の部屋にある、日本でいうユニットバスタイプなのだが、湯船は当然ないし、シャワーカーテン的なものもない。そもそも、正確に言うと、トイレが端にあり、洗面所が反対側にある、その間の壁面に突如、ボコッとシャワーのヘッドだけが飛び出ている格好だ。下半身なんて洗えたものじゃない。

シャワー室に換気扇らしきものはあるのだが、そのスイッチがない、部屋でいじるものではないのか・・・

 

と、日本の常識からすれば、ひどい部屋に入ったなというのが最初の感想だった。1日経ってみれば、フランスの湿度だと、これでも別にベタベタすることもなく、案外快適に過ごせることがわかった。

 

そして、その次。ネット環境の整備だ。寮にもネットは引かれているのだが、有線だけのよう。そして、LANケーブルを持ってくるのは忘れた。いずれにせよ、携帯を契約するつもりだったので問題はない。ただ、ネットが使えないとFree Mobileの店舗までたどり着けないことに、この時になってようやく気がついた。(マドレーヌ近くにある)

 記憶を頼りに(オペラあたりにあったかな)、まずは右岸まで出てくる。そして見つけたマクドのワイファイを使い、位置を確認し、グーグルマップの画面をスクリーンショット。これでOK。Free Mobileに入ると随分多くのお客さんでごった返している。入り口近くの店員にどこに並べばいいのか聞くと、あっちだと奥の方の列を指さされる。そこでは、店員が御用聞きをし、適切な場所に客を誘導しているようだった。

 「月20ユーロのsimを買いたいのですが」というと、「初めての契約?ならあっちね」と言われ、「メールアドレス」「クレジットカード(銀行カードと呼ばれるが、日本のクレジットカードで問題ない)」を持っているか確認される。逆に言えばこれだけあれば、契約できる。(住所も特に証明書は要求されないから非常に簡潔)

 さらに奥へ、銀行の番号札みたいなものを渡され、それが呼ばれるとカウンターへ。携帯のシムを契約したいというと、「じゃあ私についてきて」とsimの自動販売機の方へと連れて行かれる。そこで、メールアドレスを入力し、店員さんが住所、郵便番号などをこちらに聞きながら手際よく入力していく。microシムなnanoシムかわからずとまどっている人がいたので、事前に確認しておくと良いだろう。そして2分もかからないうちに、simカードが発行され、レシートが渡される。このレシートに書いてある数字、パスワードを入力することで無事開通。

 ちなみに、simカードの台紙は絶対に無くさないように。スマホを再起動した時に、simのパスワードを求められるのだが、それがわからなくて、次の日大変だった。何のことはない数字だったのだが、ここのPIN4桁とPUK8桁の数字はちゃんと控えておいた方がいい。

 月20ユーロのプランだと、毎月50Gバイトまで使えるという恐ろしい値段設定なので(もちろん、電話番号ももらえるし、SMSも使える)、今では迷わずこれだと思う。

フランス留学はじめました

一週間ほど前にパリに到着しました。

今まで、別のブログで書いていたのですが、こちらでフランス留学に関わる諸般の手続きを逐一記録することで、備忘録としようと思います。またパリ生活でたまるストレスの発散場所となるかもしれません。

現在の状況は、日本の大学院に在籍しパリ大学の博士課程へ登録準備中というところです。パリ14区のシテ・ユニヴェルシテールという学生寮に住んでいます。

 

トイレ・シャワー付きの部屋なのですが、周囲の地面よりも一メートルほど低い「一階」(フランス式でいうと0階)で、防犯上の理由から窓に鉄格子がはめられているので囚人になった気分です。